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エクアドル (2004/10/20〜)
エクアドルへアマゾンジャングル
フィッシングへ行ってきました。
アマゾンといってもアマゾン川の支流、
クヤベノ川の上流部への釣行。
ちなみにエクアドルとはスペイン語で
赤道の意味であり、
かなり熱い釣りが期待できるのである。
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まずは大阪から成田へと移動し
空路12~13時間ほどでヒューストンへ。
ヒューストン空港はテキサス州にあり
テキサス生まれのショージ・ブッシュ大統領
(今回も当選しはりましたなあー。)
は地元の英雄らしくここヒューストン空港は
セカンドネームをジョージ・ブッシュ国際空港という。
名前からしてなかなかに危険度の高そうな空港なのである。
空港の中にはブッシュ大統領が誇らしげに
立っている銅像があり
我がホームページのネタのため
カンチョーしている所か、
前で土下座している所の写真を撮ろうかと
かなり悩んだが
拿捕されて強制労働させられても困るのでやめました。
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現地で通訳についてくれた石倉さんという
女性スタッフは
かなり優秀な人らしく30分近く
飛行機を強制的に
キト空港で待たしてくれていたらしく
飛行機に乗ることができ無事ラゴアグリオへ
辿り着くことができた。
ここから車で6時間ばかりの移動となる。
その途中の町々で見かけた子供の図。
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無事ボートのスタート地点に
辿り着くことができました。
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ようやくベースキャンプ地へ到着。
長い道のりでしたなあー。
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これが我々の寝床となったクヤベノキャンプ地である。
想像よりもかなり快適な所であった。
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私の寝床と私の旅の相棒たち。
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キャンプ地ではピラニアの姿焼きなど
かなりワイルドなもてなしをしてくれたが
意外にもピラニアはかなりウンマイウンマイなのであった。
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その頃、食堂の屋根には巨大なタランチュラが
徘徊していたのであった。
私はこの食堂を別名”タランチュラカフェ”と呼ぶことにした。
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タランチュラが屋根を徘徊していた頃
ピラニアはピラニアに食べられてしまった
魚のような姿になってしまっていた。
やはり人間が一番怖い生き物なのである。
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タランチュラは焼いて食べるとカニのような味がするらしい。
さしずめ毛ガニの仲間なのであろうか??
踊り食いしてみようかと思ったが
毛が邪魔そうなのでやめてみました。
エクアドル2日目
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明けて翌日いよいよフィッシング開始である。
最初の獲物はなかなかのサイズのピーコックバスであった。
シマノのトリプルインパクトでのキャッチであった。
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私の釣ってみたい魚リストに入っている
タライロンもトリプルインパクトで
キャッチできた。
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これも釣ってみたい魚リストに入っている
ピラニアもキャッチ。
これはブラックピラニアらしい。
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クランクベイトでの反応もよかった。
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模様のハッキリ出たピーコックバスも
キャッチする事ができた。
なかなかのピーコックバスでした。
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カヌーは水没した木立の間を
縫うようにすべっていく。
そしてこういう所がピーコックバスの絶好の
住みかになっているのである。
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何年かけてここまで大きくなったのであろうか。
1年のうち半分は水に浸かって
生活しなければいけない
アマゾンの木々は太くたくましく美しい。
そしてその力強さを証明するかのように
たくさんの宿り木たちを共生させている。
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サイズはあまり大きくないが
でこっぱち君のピーコックバスも
キャッチする事ができた。
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子供の頃、開高 健氏の「オーパ」を見て
ラパラなどのウッドプラグをピラニアなどがボッコボコに
噛み砕いている写真にかなり憧れていたので
今回ラパラを数個持ち込んでみた。
そのラパラをペーシュカショーロがガジガジしていた。
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ピーコックバスのファイトはかなり激しいのであった。
そのファイトはラージマウスバスとは異なり
巨大なスモールマウスバスといった感じである。
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バセドゥー楠本も堂々とピーコックバスをキャッチ。
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違う種類のピーコックバスも釣れた。
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嬉しい誤算にパイチェ(ピラルクー)はかなりの数がいた。
肝呼吸であるパイチェ(ピラルクー)の
呼吸を見つけその沈んでいく進行方向や
吐き出す泡を確認し、その進行方向の先にルアーをキャストする
いわゆるサイトフィッシングがピラルクーフィッシングの肝であった。
バッチリとキャストが決まるとかなり高確率で
ピラルクーは口を使ってくるのであるが、
この写真はめちゃめちゃドンピシャにキャストが
決まったにもかかわらず
キバキバ君がサラナ147MAXを喰ってきてしまった。
しかも私の顔を”噛んだろかー”て
具合に大口を広げキバを光らせている。
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ガイドがカヌーのオールでディスカスのような魚を
すくいとってしまった。
恐るべしガイドなのである。
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ツルミノーで大型のピーコックバスをキャッチ。
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パイクシクリットもラパラでキャッチ。
まるでベラである。
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そしてアマゾンの夕焼けが美しく訪れるのであった。
この後よもやあんな事が起ころうとは…。
2日目使用タックル
ロッド スミス ストラテジーツアラー
STC-67PT
リール シマノ カルカッタコンクエスト200
ライン モーリス アバニ GTマックスパワー
80lb
ルアー シマノ トリプルインパクト120
偏光グラス ZEALライガーフレーム+TALEXイーズグリーンレンズ
エクアドル3日目
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サウスタイムスオリジナルルアー
「コブラツイスト(プロト)」
(来春発売開始予定)
でキャッチしたビッグサイズのタライロンの図。
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コブラツイスト専用にオリジナルで
カツイチ社に作ってもらった
スーパーストロングなダブルフックは
タライロンの原始的なイカツイ唇を
見事に捕らえていた。
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そうですこれぐらいはラパラを
グチャグチャに噛み砕いてほしく
ラパラを持ち込んだのである。
やはり、バス持ち超危険なのである。
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ピラニアのイカツイ歯と
グチャグチャになったラパラの図。
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またもやツルミノーでビッグサイズの
ピーコックバスを
キャッチする事ができた。
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今度はコブラツイストでビッグサイズを
キャッチする事ができた。
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フッキングも完璧であった。
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そして夕暮れまで諦めずどっかにいなくなってしまった
パイチェ(ピラルクー)を追い求めるのであった。
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今回持ち込んだタックル。
ピラルクー狙いにはもっと強いタックルを
持ち込まなければいけなかったようだ。
3日目使用タックル
ロッド スミス ストラテジーツアラー
STC-67PT
リール シマノ カルカッタコンクエスト200DC
ライン モーリス アバニ 10 × 10J マックスパワー
60lb
リーダー モーリス ナイロンリーダー 60lb
ルアー サウスタイムス
コブラツイスト(プロト)
偏光グラス ZEALライガーフレーム+TALEXイーズグリーンレンズ
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通訳兼案内をしてくれたのはアマゾンには似合わぬ
美しい日本人女性 石倉さん。
彼女はかつて松野明美氏、浅井えり子氏と
オリンピック出場をかけてデッドヒートを繰り広げていた
マラソン界のスーパーアスリートなのであった。
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帰りは2日間キトとヒューストンで
トランジットのため
宿泊の必要があるため、まずはキトをちょろっと
観光する事にした。
キトで見かけたリコーダーおじちゃんの図。
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キトで見かけた可愛らしい子供の図。
ドラゴンボールがお気に入りのようである。
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キトで見かけた可愛らしい青年の図。
ここは標高3800mの展望台であった。
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ヒューストンで宿泊した日、
バスプロショップも行ってきた。
タクシーで往復170ドルもかかったが、
ここはかなり楽しかった。
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丸3日かけてようやく日本に到着
涙を流しながら一杯のかけそばをすする図。
釣行後記
幼い頃から私が憧れ続けた巨大魚ピラルクーは
エクアドル・クヤベノ川のビクトリアレイクにかなりいた。
水位が上昇するほどの大雨によって
一日半ほどしかチャンスがなかったが、
8回喰わすことができ全てフッキングには成功した。
しかしピラルクー釣りがどんな釣りか、
わかっていなかった私は
インターネットを使い大体の使用タックルは
どんなものか調べてみると自分で思っているよりかなりライトタックルで
キャッチされている情報ばかりであった。
思い描いていたイメージよりかなりパワーの弱い魚なのか????
それらの情報をもとに、いくらなんでもと思い、
それよりも少し強いタックルを準備していたが
私の持ち込んだタックルでは全く歯がたたなかった。
行く前に集めた情報の釣り場とは
全くロケーションの違った釣り場であった為なのか?
魚のサイズが違った為なのか?魚の性格が全く違う為なのか?
かなり違いがあったように思う。
8回フッキングできたにもかかわらず全てをバラしてしまい、
ノーキャッチに終わってしまった原因は
魚に対する認識不足であり、
情報不足であり、
私の技術不足であったと思う。
バラしの原因として私の持ち込んだソルトウォーター用のハリ
1/0、2/0は全てのばされてしまい
ソルトウォーター用約150Lbのスプリットリングは
完全にのばされてしまっていたり…。
一度はまるで牛のような個体のピラルクーを
喰わす事に成功できたがフッキングしようと身構えてる間に
80Lbのリーダーをとばされてしまった。
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