モンゴル(2008/08/28〜)

モンゴル4日目

 

また運が悪いことに、
私が寝ている真上の屋根の部分から

ひっきりなしに雨漏りしていて、
ずぶ濡れの寝袋で一晩寝ていて

すっかり風邪をひいてしまった。

しかしながら、やはりこの日、
20kmほど歩いてベースキャンプに

戻らなくてはいけないのである。

余談ではあるが、このとき私が使用していた
シマノのアンダーウエアーであるブレスハイパー+℃と、
パズデザインのフリース上下の性能があってこそ、
夜間気温がマイナスまで下がる中、
ビショビショになりながらも、

死ぬ思いをしなくて済んだと思う。

それになんといっても
パズデザインのゴアテックスウエーダーは
この過酷な山歩き川歩きの毎日を
比較的快適に釣りが出来る凄いアイテムだと感じた。

一昔前、かなりの日数を川でのトラウトフィッシングを

していた頃のウエーダーやウエアーの性能と

まるで違っていることに
かなりの衝撃を受けました。

やはり、日本のフィッシングタックルの

日進月歩は凄いのである。

ランチは軽めにサンドウイッチ。

途中途中のグッドポイントで釣りをしながら歩いていく。

すると荷物を運ぶ馬たちと遭遇しました。

景色のいい所でピーターにパチリしてもらいました。

ピーターにもポーズをとって貰いパチリ。

上から見下ろす支流はメチャメチャ綺麗。

ようやくベースキャンプの対岸に到着。

ちゃんとボートが用意されていてここからボートで渡る。

ベースキャンプに到着。

風邪引きの私とピーターはほぼ釣りをせず、
さっさとベースキャンプに帰ってきました。

めっちゃ疲れていたので草原で大の字に

寝っころがってみる。

めっちゃ気持ちイイのである。

そしてこの日も大分遅い夕暮れがやってきた。

モンゴル5日目

いよいよ釣行日も少なくなってきた。

この日は40kmほど離れている別の川に
車で移動してトライすることとなった。

移動していると

めっちゃ味のある橋が現れた。

 

めっちゃカッコイイのである。

なぜだか我々は車から降りて歩いて橋を渡るように言われた。

橋の強度の問題なのか???

まずは我が歩いて橋を渡ることにした。

こんな感じ。

車が渡る。

無事に渡りきる事に成功。

橋の横には標識が立っていた。

どういう意味なのだろう??

サーギャンリバーに到着して、
まずはネズミの形をした
トップウォーター”ラージマウスマグナム”をキャスト。

見事に体全体を出すような出方でバイト。

しかし、乗らない。

全日程を通じて6割がたトップウォーターを投げまくり、
そこそこの回数でビッグサイズのタイメンのバイトがあったが、
全然乗せることが出来なかった。

この日は、最終日ということもあって、
いつもよりかなり慎重になり、
まずは10分ほどポイントを休めさせ、
確実にタイメンに口を使わせるために、
”チェリーブラッド”をキャスト。

1投目からドスンとめっちゃ重いバイトがあった。
さっき、トップウォーターに出た、巨大タイメンに違いない。

巨大なタイメンは何度寄せても何度でも

RUNを繰り返す。

全く弱るそぶりを見せない。
全く言葉が通じない車のドライバーにカメラを託し、
慎重に大胆にファイトする。

既に5分以上寄せてはRUNを繰り返し、
ようやくランディング体勢に持ち込めた。

と、思ったらまたダッシュされた。

今度は私が自分自身でゆっくりと

川原を下がっていき、
タイメンを寄せる作戦に出てみた。

これで勝負が着きそうである。

やりました。
無事にキャッチ。

太さはないが、かなり長い。
ガッツリとチェリーブラッドをカミカミしていた。

作戦勝ちである。

やりました3日間で自己記録更新。
130cmのタイメンをキャッチする事が出来ました。

 

 

やっぱりビッグフィッシュはなかなか釣れるもんではないが、
諦めなければ報われるときがくるのである。

イカツ綺麗な顔である。

目のぎょろっとさが、なんとも

カッコイイのである。

やさしくハリを外す。

ガッチリとハリ掛かりしている。

めっちゃイカツイ歯である。

ワンバイトでこの通り、
チェリーブラッドがムケムケの

傷だらけになってしまった。

大切な宝物が出来たのである。

ハリが外れた所で泣きのもう1枚パチリ。

後でわかったことであるが、
実はこの130cmのタイメンは

このサーギャンリバーでの
レコードフィッシュだったのである。

実にラッキーでした。

リリース。

名残惜しくも力強く泳ぎ去って行きました。

感無量である。

さてランチの時間です。

なんとも野性味溢れるランチである。
バケツでご飯。

ちょっと遠くまで歩いて遠征に行っていた、
人見氏が帰ってきたので一緒にランチ。

人見氏が帰ってきたので写真を

撮ってもらうことを頼み、
サーギャンリバーでの記念写真をパチリ。

それから夕方まで全くアタリはなくなったが、
釣行時間あと10分というところで

また”ドスン”ときた。

 

かなり引いている。

今回もデカそうである。

最後の詰めに入る。

やはりデカイ。

ランディングが難しい。

やりました。
ランディング成功。

 

最後の最後にメッチャ嬉しい。

カメラマンの廣田氏にもパチリしてもらいました。

こんな感じでパチリ。

やりました~~。


1m1cmのタイメンをまたもや

ジョインテッドクロウで
キャッチする事が出来ました。

ホンマやりました。

やっぱメーターオーバーの魚は

大迫力なのである。

めっちゃ嬉しかったのでもう1枚パチリ。

ホンマやりました。

この使用しているジョインテッドクロウは

釣り友の佐野君が
インターネットで大物のタイメンに

メッチャ効くルアーだと
調べてくれ餞別してくれたルアーである。

おかげでこのような釣果に恵まれたのである。

佐野君ありがとうございました。

リリース成功。

だいぶん感無量である。

5日目使用タックル

ロッド スミス  トラウティンスピン  TRBX-SS83SD
リール シマノ ステラSW5000HG
ライン モーリス アバニビッグワン 3号
リーダー モーリス ナイロンショックリーダー 50lb
スプリットリング デコイ   ミディアムクラス#4
ルアー スミス   チェリーブラッドMD
ハリ デコイ   Y-S21#2
偏光グラス ZEALタイオンフレーム+TALEXイーズグリーンレンズ

実は今回ティンギスリバーで
もう1匹メーターオーバー1m4cmの

タイメンをキャッチしたのだが、
魚を浅瀬に置いたままスケーリングしている最中に

バタッバタッポロッ・・・
という感じで逃げていってしまい、

写真をとることが出来ませんでした。

まあ、仕方がないことである。

サーギャンリバーからの帰り道、

モンゴル民族の移動式住居システム
”パオ”にも訪問させてもらいました。

中にも入れてもらいました。

意外にもかなり高級で、

かなり広く、かなり綺麗。

そして天井にある光りを

取り入れる小窓には、
星と月の飾り彫りがされており、

壁にも星型の光りが差し込んでいた。

何ともロマンティックな生活を

楽しんでいるものである。

このお婆さんがこのパオの持ち主です。

なんとも可愛らしい。

ドライバーのおじさんとお婆さんと

一緒にパチリしてもらいました。

そして移動中、ラクダの群れに遭遇。

30匹ほどの群れでした。

野生なのかなぁ???

 

何か普通にラクダがいるっていうのも、

変なもんですなぁ~~。

最終日の晩餐。

何かこの辺りの人々が集まって
お別れ会みたいなものをしてくれました。
初めての日本人客がそんなに

珍しかったのかなぁ??

それともこれも大相撲モンゴル場所効果なのか??

モンゴル6日目

さて、帰ります。

まだ残るアングラーや

ロッジの方々とパチリ。

そしてピーターともパチリ。

背、高すぎやろ。

さぁ、これからが大変である。

ヘリコプターは2週間に1度づつの

フライトになるため、
途中で帰る我々はヘリコプターで

2時間の距離にある国内線の空港まで、
車で道なき道を16時間ほどかけて

帰らなければならない。

 

 

まさにオフロード。

道はツルッツルのガッタガタの

グッチャグチャである。

橋のない所で川を渡る地点へとやってきた。

なんじゃこりゃ~~~。

 

この対岸へとワイヤーで繋がった
巨大な浮いた移動桟橋に乗り込み
手動へ対岸へと移動するのである。

こうやって
車やらバイクやら人やら馬が

乗れるだけ乗り込むのである。

何とも素晴らしいシステムである。

この人の手動でこの移動桟橋は対岸へと

移動していくのである。

対岸へ到着。

どうやら車バイクが乗りすぎてしまっていた為、
浮き桟橋が沈んでしまい、
対岸の桟橋と高さの差が出来てしまっていた。

でも大丈夫。
そんな時はその辺に落ちている棒っきれで

高さを調整するのである。

ようやく車は進み出す。

ってウイリーしてるやん。

さて、数時間後またもや川原に車は降り立った。

どうやら走ったまま川を横切るようである。

 

この軍用車。かなり凄い。

結構速い川の流れの結構深い所でも

お構いなしにグイグイ車は進んでいく。

大体悪路を1時間走ると川を渡る。

そんな感じで目的地に向かっていく。

何度渡っても若干流されながら川を

車が渡っていくというのは、
スリリングな経験であった。

そして我々は真夜中1時頃に無事

国内線空港のある町に到着し、
翌朝、この国内線へ乗り込み

ウランバートルへ向かった。

ウランバートルでは日曜日だったというのに、
フィッシングサービスの女性スタッフが休みを返上し、
迎えに来てくれた。

そして、ウランバートルで名物の
ジンギスカン焼きレストランへ連れていてくれた。

この巨大な鉄板で何人か居る焼き手に好きな食材を渡し、
焼いてもらうという豪快なシステムのレストランであった。

そして最後のモンゴルの夕焼け。

パオの中で食事が出来るところへ

連れていってもらいました。

パオの壁には一面ジャコウネコの毛皮が

ディスプレイされていた。

釣行後記

このバッジは
ティンギス川ティスキットでキャッチした
124cm45lbのタイメンがポイントレコードとなったために頂いた
シルバーバッジ。

そしてサーギャン川でキャッチした
130cmのタイメンがリバーレコードとなった為、
記念に頂いたゴールドバッジである。


宝物になりました。

 

お問い合わせ

「トラベルプロインターナショナル」HPは左記からどうぞ

(フィッシングツアー 担当:山田 TEL 052-950-5920